今から4年前のことです。2018年に全体相場が大きく調整しました。
2017年のエース級の会社が続々と下落トレンドに向かっていく中、
私は1年間ただただ耐えることしかできませんでした。
空売りでエントリーを試すもなかなか上手くいかず、課題を残した1年となりました。
強気サイクルにおける偉大な上昇銘柄が、
それに続く弱気サイクルでは非常に高い割合で
最高の空売り銘柄になる。
2017年10月30日にピークをつけたペッパーフードサービスは、
数か月の調整を挟み、2018年4月と5月に2回高値をトライします。
・・・が、高値を抜けずにそのまま長い下落相場に突入していきました。
このチャートパターンを何度も何度も頭に叩き込んだ私は、
次にこのパターンが出たら絶対に取ろうと強く心に決めて、
日々相場に対峙しておりました。
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時は流れ、2022年。
キラキラグロースが崩れ、
割安成長小型株が崩れ、
強かった大型株も崩れ、
自動車・EV関連も崩れ、
戸建て不動産系も崩れ、
半導体関連も崩れ始め、
いよいよ資源株、商社株、海運株だけが
高値を保っているような状態になりました。
強気サイクルにおける偉大な上昇銘柄が、
それに続く弱気サイクルでは非常に高い割合で
最高の空売り銘柄になる。
そして、2月24日(木)に商社株が大きく崩れ始めました。
残すは海運株という状況になりました。
2021年の海運大相場。
その後の数か月に渡る調整と、
高値を抜けずに揉み合うチャート。
これはもしや、、、と頭によぎります。
そう、ペッパーフードが大天井を付けた時のあのチャートパターンと全く同じ。
「このコロナショックから始まった大相場は海運バブルの崩壊で幕を閉じる!」
そう踏んだ私は木曜に、非常に大きな海運ショートポジを張り、
海運バブルの崩壊を取る気満々で引けを迎えました。
その日の夕方、日経先物は引け後に300円安の25,640円を付ける場面もありました。
ロシアとウクライナの開戦の報を受け、ダウ、ナスダック先物も大きく下げています。
その夜の米国市場も、大きく下で寄り付いて始まりました。
これは明日も大暴落。勝ちトレードを確信して、その日は床につきました。。
その夜・・・ダウ、ナスダックは大きな底打ちをし、
翌日、海運2社は大暴騰を演じたのでした。
米国の株式市場は、2月24日か25日のどちらかで大底をつけ、来週から反転上昇すると思います。その理由は以下の通りです。
1)弱気センチメントが噴出することで、売り物が出尽くす。
2)連邦準備制度理事会(FRB)は、戦争を理由に利上げを見送ることができる。
3)原油価格の急騰は、シェール業者に増産に踏み切るきっかけを与え、中期での需給関係は急速に悪化が予想される。そして、それはインフレの鎮静化をもたらす。
4)事業主は先行き不透明をなによりも嫌うので、雇用面でも新規採用をストップする。それは賃金のスパイラル的上昇に目処がつくことを意味するつまり「ショックは買い!」なのです。ロスチャイルドいわく「砲声で買え!」という格言もあるので、ここは買いだと思います。
また石積みをがんばります。