タウシュベツ川橋梁
北海道の上士幌町にあるタウシュベツ川橋梁は、
旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群の中でも、
特に代表的なコンクリートアーチ橋です。
www.kamishihoro.jp(引用元)
ダムの水が少ない1月頃から凍結した湖面に姿を現し、
水位が上昇する6月頃から沈み始め、8-10月頃には湖底に沈みます。
季節によってその姿が見え隠れするアーチ橋はここだけです。
幻の橋といわれる所以です。
タウシュベツ川橋梁の見学について
タウシュベツ川橋梁までの林道は許可車両以外通行禁止となっており、
近くで観るためにはガイドツアーに申し込むしかありません。
東大雪 ぬかびらユースホステルさんのツアーに何とか申し込むことができました。
こんなところです。
ガイドさんに連れられて、湖の底まで降りていきます。
ダム湖建設の際に切り倒された木の切り株が無数に点在しています。
遠くに見えて来ました。
タウシュベツ橋は、旧国鉄の士幌線が1939年に十勝三股駅まで開通した際に、
音更川の支流であるタウシュベツ川に架けられたものです。
1955年に発電用人造ダム湖である糠平ダムが建設され、橋梁周辺が湖底に
沈むことになったため、士幌線は湖を避けるように新線が建設されました。
その際に、橋梁上の線路は撤去されたものの、
橋梁自体は湖の中に残されることとなり、現在までその姿をとどめています。(Wikipediaより)
下に人が立つとスケール感が分かると思います。
中央付近のアーチ部分は今にも崩れそうです。
崩落の危険があるので、下を通るのは禁止されています。
近くには、廃線の名残があります。
旧国鉄士幌線の終着駅である十勝三股周辺。携帯の電波も届きません。
昔は2,000人以上の人が住んでいたそうですが、今では2世帯のみとのことです。
少し南に行くと、然別湖という湖があります。まだ水面は凍っています。
この湖畔にある、然別湖温泉が素晴らしかったです。
ふるさと納税
上士幌町を知ったのは、ふるさと納税の返礼品と併せて送られてきたパンフレットでした。
タウシュベツ橋の写真を見て、一度行ってみたいと思った次第です。
ふるさと納税で町を知ってもらって、さらに観光で遊びに来て貰うという、
ふるさと納税という仕組みの、まさに理想的なモデルケースだなと思いました。
今回お世話になった東大雪 ぬかびらユースホステルのオーナーさんは、
関東でのサラリーマン生活を止め、北海道に引っ越してこの宿を始めたそうです。
とても親切で気さくな方で「あぁ、こういう生き方素晴らしいな、、」と思ったのでした。