曲がりなりにも株式投資を6年間やってきました。
アベノミクスに乗れたお陰でここまで収益を上げることができましたが、
その6年間でやって良かったこと、やらなきゃ良かったことを
備忘録として残しておこうと思います。
日々の取り組み方や投資手法まで多岐に渡りますが、
自分にとって良かったこと、良くなかったことを並べていきます。
とてもやって良かったこと 貢献度☆☆☆☆☆
投資関係の書籍を読み漁る。
100冊くらいは買ったと思います。
株で損失を被ることだけは何としてでも避けたいと思い、手当たり次第に読みました。
林則行、ウィリアム・オニール、ロバート・キヨサキ、ウォーレン・バフェット、
朝香友博、ピーター・リンチ、マーク・ダグラス・・・。
挙げればキリが無いですし、読んで良かったもの、挫折したもの、多々ありますが、
結果的にはパフォーマンス向上に寄与するものが多く、やって良かったです。
四季報通読法の確立
最近になって確立した手法ですが、これを確立したことで
売買頻度が極端に減って、生活に余裕が出ました。
今年はトータル4回くらいしかポジションを大きく動かしていない気がします。
四季報で変化の初動を捉えた銘柄を、半年~1年くらいのスパンでフォローする。
数百万円~数千万円の兼業投資家に非常に向いている方法だと思います。
少人数(自分含め2~3人)での株仲間や師匠とのオフ会
『慣れ合ったり銘柄を交換し合ったりしているうちは上達しない』
・・・株というものは1人でやるべきもの、そう思っていました。
でも今年、なるべく人と会って色々と情報交換するように方針を変更しました。
これは本当に良かった。特に2~3人で会って話をする時は本当に良い。
自分の視野の狭さに気づくことができましたし、色々な視点を教えて貰いました。
今年会ってくれた人はとして例外なく1人として無駄なことは無かったです。
中小企業診断士の勉強
今まで苦手としていた財務・会計の勉強を体系的に行いました。
確かに、財務・会計のことを知らなくても株で利益は上げられます。
確かに、決算短信の1枚目だけ読める力があれば株で利益は上げられます。
でも、何が違うって握力が違うんですよ。
会社の体温が分かり、経営者の考えが分かり、
増資しそうとか、増配しそうとか、先を見通せるようになりました。
中小企業の診断業務って、投資における銘柄分析と着眼点は全く同じなんですよね。
そこに気づいたことが大きかったと思います。
EXCELマクロの作成
これは割と投資を始めて1年目くらいで取り組みました。
林則行さんの書籍で紹介されていた
「新高値銘柄のスクリーニングを自動化したい」
と思ったのがきっかけです。
株で利益を上げるという明確な目標が無ければ、
EXCELマクロの勉強なんてしなかったと思います。
普段ブログやtwitterに貼っている画像は全部EXCELマクロで作っています。
市場調査
特に小売業、サービス業の銘柄を買う時は現地での市場調査が何より大事です。
いきなり!ステーキもJINSもお客さんが列をなしていました。
一番株価が伸びる時期の実店舗の温度感ほど重要なことはありません。
やって良かったこと 貢献度☆☆☆☆
個別での質問
ほとんどの方が、何か質問すると1を聞いて10くらいのことを教えてくれました。
twitterやブログなど、不特定多数に発信する場だとなかなか答えにくいものも
DMだと本当に丁寧に教えてくださいます。
〇〇についてどう思いますか?じゃなく、
その人が関心を持っていたり、保有している銘柄だと特に良いです。
模範的な質問例に関しては、v-com2さんの書籍にもかかれているので参考に。
集中投資
私は売買頻度を減らして時間軸を長めに取る、集中投資の方を選びました。
分散と集中、どちらも一長一短ですので、分散投資が悪いとは全く思いません。
私は極度のビビりですが、納得したうえで一銘柄に大きく張るのは得意です。
その方が自分にあっていると思い、今後もそのやり方で行くつもりです。
社長のIR動画、決算説明会の動画を見る。
社長の話し方や考え方を知る事を、比較的重要視してきました。
動画を見て良いなと思った銘柄もあれば、取り逃した銘柄もあります。
それでも、大きくポジションを張る時は公開されている動画は全て見ます。
銘柄を絞って大きな金額を長めのスパンで預ける以上、
社長の話を聞いて納得できないところに大きな金額は張れないですからね。
個別銘柄のIR説明会に行く(社長が説明するもの)
あまり頻度は多くないですが、
チャンスがあれば絶対に参加した方が良いです。
定期的に個人投資家に向けて説明会を開催している会社は本当に信頼できますし、
こんなに貴重な機会はめったにないので絶対に参加すべきです。
いかんせんタイミングがなかなか合わないので、難しいのですけどね。
やって良かったこと 貢献度☆☆☆
パンローリングの投資戦略フェアに行く。
投資関連のフェア、セミナーで一番好きなのがパンローリング社のものです。
有意義な講演が多く、多かれ少なかれ得られるものが毎年何かしらあります。
明日からまた頑張ろうというエネルギーをくれるのが非常に良いです。
大人数(5人以上)でのオフ会。
どちらかというと、出会いの場という形になるでしょうか。
大人数のオフ会も何度か参加しましたが、
人数が多すぎるとあまり突っ込んだ話ができないので、
そこで知り合った人と後から連絡とってやり取りする方が好きです。
株主総会に行く。
社長の顔が見られる一番確実な方法です。
お土産とか別にどうでも良いんです。
とにかく社長の話し方とか質疑応答を重視します。
平日開催だとなかなか参加できないのがネックですね。
後日動画で補完することも多いですが、
現場の空気感とかそういったものを味わうのも大事なので、
可能な限り株主総会の現場に直接参加するようにしています。
新高値投資法
DUKE。さんのような新高値を狙っていく投資法では瞬発力と資金管理が必要です。
売買頻度を上げる必要が出てくるので、教科書通りに買っていくのは難しいです。
私は少しファンダメンタル、カタリストも加味して、新高値を更新しそうな銘柄を
出来高が減ったタイミングで少しずつ拾っていくというやり方をとっています。
無理にやらなくても良いこと 貢献度☆☆
投資関係の雑誌を読む。
書籍を読み漁るのはとても役に立ちましたが、雑誌はあくまで暇つぶし程度。
どちらかというと、自分が持っていない銘柄がまだ雑誌で紹介されていないな?
ということを確認するために使います。
投資を始めて1~2年は、色々な事を吸収するために買っても良いと思います。
私も一時期よく買っていましたが、最近は買わなくなりました。
東証IRフェアに行く
プロ乞食の巣窟です。
これも投資を始めて1~2年は、色々な事を吸収するために行っても良いと思います。
私も一時期よく行っていましたが、最近はあまり期待感を持って行かなくなりました。
トイレトレード
会社のトイレで行うトレードをトイレトレードと呼びますが、
非常にストレスが高く、かつ視野の狭い状態で行うことになりますので、
リスクを伴う行為であり、期待値もそれほど高くありませんでした。
とはいえ、トイレで買って良かった銘柄もありますので、
一概に全部が全部悪いという訳ではありません。
あと頻繁にトイレに籠ると怪しまれるんで、ほどほどにしておきましょう。
打診買い
打診買い自体は悪くないのですが、その後の継続調査や戦略が無いと、
全体の暴落が来た時に確実に売らされることになってしまいます。
100株しか買っていない銘柄に気を取られる管理工数をあなどってはいけません。
計画性や戦略性のある打診買いであれば、問題ないと思います。
やらなくて良いこと 貢献度☆
口座の含み益を眺めてニヤニヤする。
あんまり意味無いのでやめましょう。
爆益報告をブログやtwitterで行う。
やってもやらなくてもどちらでも良いのですが、
私は他人の爆益報告とか自慢ツイートを見ると焦ってしまう性格なので、
極力自分ではそういった報告はしないようにしています(笑)
流石に大台に乗った時はブログで報告させて頂きましたけど、
それ以外の収支報告は年末の1回だけにしています。
買い煽り
これも、やってもやらなくても個人の自由でどちらでも良いのですが、
自分自身が他人のこういう煽りで焦ってしまう性格なのが分かってる以上、
自分からは極力そういった行為はしないようにしています。
あと銘柄をツイートするとそこが天井になるという変なジンクスが
あるので、自分が買ってる銘柄はブログ以外ではあまり書きません(笑)
やめるべきこと、害悪でしかないこと。
twitterを眺めて購入銘柄を決める。
何番煎じだかわかりません。
誰かツイートしていて欲しいなと思った場合は、
必ず個別DMで裏を取るか、自分で納得のいくまで調べます。
誰かが推奨していたから買っただけなのか、
何となく雰囲気で買っているのか、自分なりの視点があるのか。
儲かっている人ほど多くは語りたがりませんからね。
twitterを眺めていたずらに時間を浪費する。
twitterは貴方の貴重な銘柄分析の時間、チャート分析の時間、読書の時間を奪います。
今すぐにスマホの電源を切って時間の浪費をやめましょう。
twitterに流れてくる他人のパフォーマンスを意識する。
「年初来+100%」「今月は+30%でした!」「爆益wwwwww」
まだ他人のパフォーマンスで消耗してるの?
意味がありません。
今後やっていきたい事
中小企業診断士の資格取得
中小企業の分析と投資活動をリンクして場所と時間に縛られない働き方をしたい。
今の会社にどんなに長く勤めたとしても60歳までです。
今後定年が伸びて75歳まで働くとしても、介護や子育てという壁にぶつかった時に
会社勤めという選択肢しかない状態は非常にリスキーだと思っています。
もし仮にアーリーリタイヤするにしても、
何かしら社会と接点を持った状態でリタイヤしたいと考えています。
個人投資家に積極的に会っていく。
これも積極的にやっていきたい。
1対1で話のできる機会をできるだけ多く設けると共に、
そこで有益な話ができるように自分自身も日々勉強し、
切磋琢磨していかないといけないと思っています。
書籍の出版
今まであまり意識していなかったですが、まぁ目標というか夢ですね。
書籍の執筆はボランティア的な一面が強いという話を聞きますし、
投資に関する本は世の中に溢れています。
物を書くのはそんなに得意ではないですけど、
それでも何か目標があった方がやる気が出ますからね。
結局のところ・・・
twitterのやり過ぎは控えましょうというくらいですね(笑)
それ以外でやって良くなかったことってのは、あんまり無かった気がします。
とりあえず色々上げてみましたが、また思いついたら加筆していく予定です。