ビジネスの状況と業績については、
「投資生活実験室のきろく」にてまとめてくれています。
前年に比べると運営者当たりの売上が顕著に下がっている。
パートナーサイトの数は順調に増えているので、このような売上率が鈍化している
ということは、優良アフィリエイターの新規確保が難しくなっている。
それが管理コストの増大と営業利益率の鈍化を生んでいる。
■四季報予想
■会社予想
・・・ということから見ても、「たくさん売り上げても利益が出ない」
なかなか辛い状況になりつつあるということが分かります。
そう考えると、今のPER20.0倍というのは妥当なラインという気がします。
そこまで割安で放置されているという事も無いし買われ過ぎという事もありません。
固定資産がほとんどなく、現金が着実に積みあがっています。
流動負債が9.7億円に対し、現金が14億円あります。
現金が毎年3億円ずつ積みあがっていくようなビジネスモデルですので、
財務状況は全く心配なく、新規事業への投資を考え始める時期かと思います。
そして実際にそのような兆候が見られます。
「金のなる木」である成果報酬型広告サービス事業で着実に利益を出す。
その利益で子会社を設立し、EC事業や中古建機・農機具の
販売仲介ビジネスを海外向けに始めようとしていることが分かります。
今の成果報酬型広告サービス事業だけだとおそらく頭打ちで、
新規ビジネスの成功次第では次のフェーズに進めるかもしれません。
ただ、おそらく数字面ではまだしばらく厳しい状況が続くと思います。
新規ビジネスの収益化まで待てる株主が、果たしてどの位いるでしょうか。