「永遠に下がり続ける株などない」
下がり続ける自分の持ち株を見てそう言い聞かせたりします。
1週間経っても2週間経っても自分の持ち株は下げ続けていきます・・・。
結局耐えきれなくなって売ってしまいます。
そこが底値で株価は反発。
・・・ほら、やっぱり持ってれば良かったんだ。
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「永遠に下がり続ける株などない」
これは真理ではあるのですが、株を投げない動機としては弱いのです。
下げ続ける自分の持ち株、減っていく口座残高を見ていくのは恐怖でしかありません。
「永遠に下がり続ける株などない」
「この株は新製品も売れていて業績がすごく良くてしかも割安だし・・・」
その場限りの理由を重ねても意味がありません。
そもそもその前提条件が間違ってたらどうすんの?って話です。
毎回毎回言い訳ばかりではいつまで経っても勝てません。
「永遠に下がり続ける株などない」
「何故なら企業価値がゼロになることは無いからだ」
いい線言ってるのですが、これでも株を投げない動機としてはやや弱い。
確かに真理なのですが、企業価値がゼロになろうが別に知ったこっちゃないんです。
自分が持ってるこの株を誰も買わなきゃ、株価は最後には1円になるのです。
「永遠に下がり続ける株などない」
「何故ならいつの時代も人間には【欲】があるからだ」
株を投げない動機付けとしては、これが一番しっくり来る気がします。
上がっていく株価を見れば誰でも「儲けたい」という欲が生まれます。
それをしっかり分かって「後から買いたいお客さんが絶対出てくる」と
信じられる時に限って、その株を持ち続けて良いと思います。
周りが狼狽売りしまくってる時に正論は役に立ちません。
人間の根源的な欲求の方が真理に近い気がします。