孫正義がジャックマー率いるアリババに投資を決めたワケ | Simplife
2000年に私は中国に行きました。その時に20社くらい会いました。
その当時のこれから伸ばしていこうというインターネットの若い会社に会いました。それぞれ10分ずつ。
その中で1社だけ、即断即決で投資をすると決めた会社がありました。
それがアリババです。
最初の5分だけ話を聞いて、残りの時間は私の方からジャックマーに出資をさせて欲しいと。
彼としては、じゃあ1、2億円ならと。僕は、そうは言うなよと、
20億受け取って欲しいと。
売上がまだほぼゼロ、赤字の会社で、ビジネスプランも作ったことがないという会社でしたが、私の方からは、なんとしても資本を受け入れて欲しいと、お金は邪魔にならないだろ、という押し問答を繰り返して、出資に至ったと。
やはり20名くらい会ったなかで、ジャックマーが、圧倒的に伸びる、
そういう予感を与えてくれたんですね。
これって別に数字を見せてもらったわけじゃないです。
プレゼンの資料があったわけでもないです。
言葉のやりとりと、目のやりとりだったわけですが、
やっぱり彼の目つき、これは動物的匂いですね。
やっぱり匂いを感じるってあるんですよね。不思議と。
これはヤフーアメリカが社員5名くらいの時に出資したときもそうでした。
匂いを感じて投資をしたと。
孫正義にはなりたくないし、孫正義に投資もしたくないですけどw
でも、孫正義が日本屈指の投資家であることが残念ながら証明されてしまった。
それは認めざるを得ない事実です。
究極的には私もこういう投資がしたい。
四季報の数字を追うのも良いですが、
やっぱり現場に行かないと"匂い"は分かりません。
現場です、現場。