「自分は何も知らない」という謙虚な姿勢を、いつしか失っていたように思います。
バブル相場って怖いですね、人をついつい強気にさせてしまう。
この上昇相場はいつまでも続かないと頭では分かっていたにも関わらず、
いざ下げ始めると「これは一時的な調整なんだ」と信じて疑わなかった。
楽観的過ぎて涙が出てきますよね、お前は神様かって。
そんなの分かる訳ないじゃない。
確かにバブル相場の崩壊に備えて一部を出金して、
信用も手仕舞いしてはある程度は身構えていたのですが、
その油断がかえって損切りを躊躇させるという、
リスク管理意識の希薄さにつながってしまっていたように思います。
馬鹿ですね、もう。
ほんとに素人中の素人ですわ、あーやだやだ本当。
情けなくて情けなくて情けなくて、ほんと嫌になりますよ。
株価の暴落は、自分へのメッセージと捉えなきゃいけない。
「ほら、リスク管理ができてなかったでしょう?」
「ほら、視野が狭くなってたでしょう?」
「ほら、君は全然何も分かってなかったでしょう?」
・・・・という、市場からのメッセージ。
まったくその通りですわ_| ̄|○
この辺を無視して適当にやり過ごしてると、
多分いつしか本当に退場をくらってしまうのでしょう。
日本株のほぼ全てを5月のはじめに売り払いました。【雑誌記事】
http://blog.jimrogers-fun.com/Entry/519/
俺が日本株と一生懸命に戯れていた頃に、
ジム・ロジャーズは日本株をとっとと売り抜けてしまっていたようです。
後ろ盾が無くなってしまったような気分の中、
完全にファンダメンタル無視した相場の乱高下を見るにつけて、
何か急に冷めちゃいました。
ここ数ヶ月、ひたすらボーナスタイムが続いてましたので
日本株onlyでずーっと頑張ってきましたけど、
もともと自分がやりたかったのは、
いずれ日本が迎えるであろう金融危機に備えた投資戦略だったはずです。
もちろんその為にはある程度の種銭と経験が必要でしたので、
ここ1年半はレバかけて少しリスクを多めに取ってきましたけど、
ここから先は日本株だけ見ててもダメなような気がします。
個別銘柄の上下を予測しても将来的にあまり意味はありません。
世界でこれから何が起ころうとしていて、お金がどういう風に動いていくのか。
それを予想して状況を見ながらBETしていく・・・そんな方針に
そろそろ切り替えるタイミングに来たのではないかと感じています。
良いタイミングで、ジム・ロジャーズの著書も出ました。
しばらくは色んな本でも読みながら、日本株はポジション整理を進めつつ、
ASEAN方面にも投資対象をシフトして行きたいと思ってます。
もっと足を動かして、世界を見なきゃ何も見えてこないと思ってます。
とりあえず、今年中にまずはタイに行きたいですね。
俺みたいな弱小投資家が勝てるほど相場は甘い訳がないんです。
まだまだ100年早い。